弁護士紹介
LAWYER
INTRODUCTION

野口 雄亮
NOGUCHI YUSUKE
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2012年慶應義塾大学法学部法律学科卒業
株式会社IHI入社 -
2015年中央大学法科大学院修了
新司法試験合格 -
2016年弁護士登録(第二東京弁護士会)
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2017年渥美坂井法律事務所・外国法共同事業入所
国内大手金融機関(銀行)出向 -
2020年国内大手化学メーカー出向
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2021年SAKURA法律事務所参画
考え抜くこと
私たちは日常的に意思決定を求められる場面に遭遇しています。しかし、物事の判断においていかなる意思決定をなすべきか悩ましい局面がしばしばあります。とりわけ弁護士の助力が必要とされるような場面では、このような状況にあることが多いことと思います。
SDGsにみられるように、現代は多様な価値観を行動規範とする時代です。これは同時に物事に一義的な正解がないことを意味しています。
このような社会においては、客観的な正しさを探求するのではなく、導き出した結論が正しいものであると自ら納得できるということが大切だと思います。そして、そのためには意思決定に至るプロセスにおいて多岐にわたる事柄の検討がなされ、考え抜かれていることが必要です。
もっとも、物事を自分ひとりで多角的に検討することには困難が伴います。そこで、いまの社会における弁護士の役割は、依頼者の皆様のよき相談者として、独立した立場にもとづき、様々な角度からの物事の視座や考え方を提供することにあると考えます。
弁護士という立場からは、法的な観点による物の見方をお示しすることになりますところ、法律、殊に私法の領域においては、実質的公正の実現をその原理の一つとしています。私たちのある意思決定や行動は、ときに他者の利益を制限する結果をもたらすことがあります。しかし、法は、このような場面において常に他者の利益のために行動することを求めるものではなく、互いの利益に配慮したうえで、具体的な状況における公正さを探究するものです。
私は、弁護士として依頼者の皆様の権利利益を最大限に擁護するとともに、法律家として法の背後にある価値原理を真に理解し、これまでの経験をふまえ、依頼者の皆様の適正な意思決定の一助となることを通じて、社会正義の実現に寄与したいと考えております。
このような使命を果たすとき、わたしは、社会における、また、依頼者の皆様との関係における弁護士の価値が創造されると信じています。