SAKURA法律事務所(所在地:東京都港区、代表弁護士:道下 剣志郎)は、このたび、法律実務と法学研究の発展を目的とする研究組織として、「SAKURA法学舎」を発足いたしましたので、ここに正式にご報告申し上げます。
SAKURA法律事務所は、設立以来、「お客様に最高品質のリーガルサービスを提供することを通じて、法曹インフラの発展に寄与する」という理念のもと、依頼者の皆さまが直面する具体的な法的課題に誠実に向き合い、企業法務、訴訟、M&A、危機管理、知的財産、国際法務、スタートアップ支援、エンターテインメント法務、Web3・AI等の先端法務領域において、実務に根差したリーガルサービスを提供してまいりました。
もっとも、法律事務所が真に社会から信頼される専門家集団であり続けるためには、日々の事件処理や契約実務にとどまらず、実務の現場から生じる問題意識を丁寧に掘り下げ、理論と実務を往復しながら、法そのもののあり方を問い続ける姿勢が不可欠です。現実の紛争、企業活動、取引、交渉、訴訟、制度上の不均衡、社会構造の変化の中には、既存の条文、判例、学説、実務慣行だけでは十分に捉えきれない課題が数多く存在します。法律家は、依頼者のために最善を尽くす過程において、同時に、法が社会の現実にどこまで届いているのか、既存の制度が十分に機能しているのか、より良い実務と理論の構築に向けて何を考えるべきなのかを、常に問われています。
SAKURA法学舎は、まさにこのような問題意識から生まれたものです。これは、単なる勉強会や内部研修制度ではありません。また、法律事務所の広報上の企画にとどまるものでもありません。SAKURA法学舎は、現実の紛争と企業活動に最も近い場所の一つである法律事務所が、自らの実務を深く省み、理論に支えられた実務を育て、同時に、実務の現場から法学研究に対して新たな問いを投げかけるための継続的な研究と討論の場です。
法律実務は、日々の経験だけで成熟するものではありません。他方で、法理論もまた、現実の事件や相談、企業活動や社会課題から切り離されたままでは、十分な説得力と生命力を持ち得ません。理論の裏付けを欠いた実務は、ともすればその場限りの判断に陥り、実務の現実を見失った理論は、抽象的で空虚なものとなりかねません。SAKURA法学舎は、この二つを対立するものとしてではなく、互いに照らし合い、問い直し合い、鍛え合う関係として捉え、法律実務と法学研究の双方にとって意味のある知的基盤を築いていくことを目指します。
SAKURA法学舎では、企業法務、AI・テクノロジー法務、スタートアップ法務、知的財産、国際取引、コンプライアンス等を主な研究テーマとして掲げています。これらはいずれも、現在の社会経済において極めて重要性を増している領域であり、実務と理論の双方から継続的な検討が求められる分野です。企業活動の高度化、生成AIやデータ利活用の進展、スタートアップの資本政策と知財戦略、国際取引やクロスボーダー紛争の複雑化、企業のコンプライアンス体制と内部統制の強化など、法律家が向き合うべき課題は、かつてないほど多様化し、複層化しています。
このSAKURA法学舎の初代所長には、金山直樹弁護士をお迎えいたしました。金山直樹弁護士は、長年にわたり民法学、比較法、契約法、時効法その他の領域において研究と教育に携わり、慶應義塾大学名誉教授として多くの研究者、法律家、学生を育ててこられました。また、パリ国際大学都市日本館前館長として国際的な知的交流にも関与され、近年は弁護士として実務にも携わっておられます。研究者としての精緻な理論的視座と、実務家として現実の問題に向き合う姿勢の双方を備えた金山直樹弁護士を初代所長にお迎えすることは、SAKURA法学舎の理念そのものを象徴するものです。
SAKURA法学舎が大切にするのは、一方的な知識の伝達ではなく、実務家、研究者、企業法務担当者、そして多様な専門家が、それぞれの経験と問題意識を持ち寄り、率直に議論し、互いの考えを吟味し、時に厳しく問い直しながら、より良い理解と実務へ近づいていくことです。法律家にとって、議論は単なる知的な営みではありません。自らの主張がどこまで通用するのか、どこに弱点があるのか、別の見方は成り立たないのかを確かめるための不可欠な訓練であり、依頼者の利益を真に守るための基盤でもあります。
また、SAKURA法学舎は、世代を超えた学び合いの場でありたいと考えています。若い弁護士が日々の実務で抱いた疑問を遠慮なく提示し、経験を積んだ法律家や研究者がそれに真摯に応答し、互いに学び合いながら、より深い法律論と実務感覚を育てていく。そのような場が法律事務所の中に継続的に存在することは、依頼者に対するリーガルサービスの質を高めるだけでなく、法曹界全体の知的基盤を豊かにするものと確信しております。
SAKURA法律事務所は、法律事務所が単に事件を処理する場所であるだけでなく、実務から得られる問題意識を社会に還元し、法学研究の発展に寄与し、法曹人材の育成にも貢献する存在であるべきだと考えています。SAKURA法学舎の発足は、当事務所がこの理念をより具体的な形で実践するための重要な一歩です。依頼者の皆さまのために現実の事件と真摯に向き合うこと、そこから生まれる問いを理論へと高めること、そして、その成果を再び実務へと還元すること。この循環を地道に積み重ねることにより、当事務所は、より深く、より確かなリーガルサービスを提供してまいります。
今後、SAKURA法学舎では、フォーラム、セミナー、研究会、対談、実務報告、論考発信等を通じて、法律実務と法学研究の架橋に資する活動を順次展開していく予定です。単なる情報発信にとどまらず、参加者が自らの実務経験や研究上の問いを持ち寄り、真剣な議論を通じて理解を深める場を育ててまいります。そして、SAKURA法学舎が、当事務所の弁護士にとって実務を磨く場であると同時に、事務所の外にいる研究者、実務家、企業法務担当者にとっても開かれた知的交流の場となるよう、誠実に活動を重ねてまいります。
SAKURA法律事務所は、今後も、「お客様に最高品質のリーガルサービスを提供することを通じて、法曹インフラの発展に寄与する」という基本使命のもと、依頼者の皆さまの利益を守ることを最優先にしながら、同時に、法律実務と法学研究の発展に資する専門家集団として歩みを進めてまいります。
SAKURA法学舎の発足を機に、当事務所は、法務の実践、理論の探究、人材の育成、知的交流の促進を一体として推進し、依頼者の皆さま、法曹界、そして社会全体に対し、より大きな価値を提供できる法律事務所を目指してまいります。
今後とも、SAKURA法学舎およびSAKURA法律事務所の活動にご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
本件に関するご照会は、下記までお問い合わせください。
SAKURA法律事務所
〒106-0032
東京都港区六本木一丁目4番5号
アークヒルズサウスタワー4階
代表弁護士 道下 剣志郎
Website:https://sakura-lawyers.jp